朗読用短歌

【朗読用 フリー台本 短歌】花と雪5選

空浮かぶ花の片だけ見上げたらふわり香った淡い橙ちらちらと降り積もる白抱きしめた体温だけで解けゆくそれに記憶の中堆く積もる雪は今となっては覆う足元淡雪に残した足跡気がつけばかき消していたタイヤの形季節感降りゆく雪は外れててそれでも雪が好きだと...
朗読用短歌

【朗読用 フリー台本 短歌】あなたを愛する5選

仰ぎ見たあなたがそこで泣いているそんな気持ちを知りたいなんて夜辺に沿う君がそこで泣き暮れる何も言えずに一緒に泣いた眠れぬ夜あなたがいるならそれでいいそう言いたくて飲み込み言えず泣き顔が見たいわけでは無かったの言葉は揺らぎ使えぬものに甘やかな...
朗読用短歌

【朗読用 フリー台本 短歌】感性5選

有形のものなんてもう手元では管理できないから捨ておくのお前がいいなんて言葉は無視したい良いか決めるのはわたしだから寝起きの夜外は綺麗にまだ暗く喉を晒せば遠き世界に止まらない嗚咽に指を浸したらきみがそこに居てくれたのだ捕まえたきみの行く末味気...
朗読用詩

【朗読用 フリー台本 詩】心に残らない花

がぶり、一口が大きく齧りとるわたしの体を齧っていくすり減っていく体と心を抱き締めて今もわたしはすり減っていく果物を齧るみたいに人の体はすり減り消えていくそれがどうしようもなく恐ろしくてそれでも人として生きるためにはそれしかなくてわたしはずっ...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】わがままを叶えて

「人と関わるって、自分をすり減らすことだと思います。少なくとも僕にとってはそうです。誰かのための自分になんてなれないって思っているので」「誰かのために言葉を吐いて、誰かのために身を捧げて。そういう生き方は出来ないって思ってます。その軸は変わ...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】大切な気持ち

「ずっと、一緒にいたいだなんて。そんな気持ち、抱くはずがないと思っていました。僕に、そんな気持ちが、あるなんて……思っても、みませんでした」「それでも、思ってしまったんです。あなたと一緒にいたい。ずっと、そばに居たい……なんて」「僕らしくな...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】滑稽な生き方

「はは、……まただ。また、頑張れなかった。いつも、こうだ。僕はいつも、誰を救うことも出来なかった。きっと、救うだなんて……傲慢だったんだろう」「それでも、……それでも、僕は、やめられないんだ。誰かの救いになりたくて、また足掻いて。きっとまた...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】生きていたい

「朝になると、少し気持ちが晴れます。夜の外の暗さは、僕には少し暗すぎるみたいで」「早く起きすぎてしまった日、僕はただ暗い中を鬱鬱と朝を待つしかないんです。……弱いなって、自分でも思います。それでも、生きることだけはやめられなくて」「……死ぬ...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】罪か罰か

「僕にしか出来ないことなんてないと思います」「そりゃあ、そうじゃないですか? 僕だけに、なんて個性は滅多にない。誰しもが個であるとしても、「必ずその人にしか出来ないこと」なんて、そんなに多くはないと思うんです」「……卑屈すぎますかね? まあ...
フリー台本

【朗読用 フリー台本】無為の幸福

「ねえ、あなたに僕は必要ありませんか?」「まあ、そうだろうなとは思うんですがね。だって、あなたは強いから。きっと、僕が思っているよりもずっと。それはわかっているつもりです」「でも、僕はそれでもあなたに必要とされたいんです。わがままだとは思い...